2013/02/27の不定期雑記をコピペしてそのままcolumnとして独立させました。
同人ソフトの呼び方や分類は諸説色々あってめんどくさいっすねなお話。
個人的にそう捉えている――という分類を列挙してみましたが、
あくまで印象論であり正確なところは知りません。あしからずご了承くださいませ。
私は制作者的な立ち位置だと「オリジナル静的同人ゲーム」制作者です。
ユーザー的立ち位置だと静的80%、動的15%、フリー5%くらいの率で遊ばせて貰っています。
○ 大分類
A:同人ゲーム
オタ文化に忌避感のない連中が作る非商用(という体裁の)ゲーム。プロアマ関係なし。
頒布にコ○ケ等即売会・メ○ン・と○・D○siteなどを利用する層。
同じ同人でもDL系はかなり性質が異なるのでデジ同人として分ける向きも。
他にも、ゲームマ○ケットなどで頒布される卓上ゲーな同人ゲームもある。
こちらは文化も歴史も大きく異なるので注意。非電源ゲームなどと呼称されることがある。
B:アマチュアゲーム
プロになる野望のある学生が作る就職活動用ゲーム? 主にコンテスト応募用?
アマゲ大賞の要項見ても市販されていないことが条件らしい。
恐らく二次創作作品は存在しない。
C:インディーズゲーム
(外)メジャーと比較して小規模の商用ゲー/(日)オタ興味なし層の非商用ゲー
流通にste○mやApp○toreなどを利用する層という印象を受ける。
恐らく二次創作作品は存在しない。(ただクローンゲームは結構ある)
D:フリーゲーム
たまに同人ゲームと同じ文脈で語られることがあるが、歴史も作り手の層もかなり違う。
配布は主にオンライン(Vect○r、ふり○む、自鯖など)、かつては雑誌付録など。
作家単位だったり、FLASHゲー・ツクールゲー・etc..だったりとコミュニティも千差万別。
インディ層と親和性が高い気もするが空気が違う気も。正直フリゲは深すぎて分からない。
○ 中分類
A-1:同人ゲーム
一応全般的な呼称だと感じる。
特にノベル系では商業えろげと比較した同人という意味で使うサークルも多い(私だとこれ)が、
コンシューマと比較した同人(インディ)のゲームという意味で使う層からは、
ゲーム要素の無さから「それゲームじゃねえだろ」と揶揄されることもあり難儀な表現。
前述の通り卓上ゲーも含まれるため、同人ゲームという表現だけで判断するのは危険。
A-2:同人ソフト
「要電源」ものの全般的呼称。(略称:同ソ)
ACT・STG等や前述のノベル系のみならず音楽CDやCG集(実写含)・素材集も含まれる。
そのため、ショップ通販で探すのに手間。これは作り手買い手全員に不幸だと思う……。
同人ソフトではなく、同人ゲームと名乗りたくなるのはきっとこのせい。
○ 小分類
A-1-i:動的同人ゲーム
最近定着してきたような気がする表現。CRPG・ACT・STG・FPS・PZLなど。
「動的」「動的ゲー」などと略される。
A-1-ii:静的同人ゲーム
動的と比較するとテキストメインの作品。VN・ADVなど。
「静的」「静的同ソ」とも呼称。
A-1-iii:非電源同人ゲーム
PC
(スマホ・タブレット含)を使わないボードゲーム・カードゲーム・TRPGなど。
「電源不要ゲー」「創作ゲー」「卓上ゲー」「アナログゲー」とも呼称。
○ おわりに
今のところ「小分類」とした表現が論争もなく一番わかりやすくて平和かなと思います。
「配布」「頒布」「販売」といった表現もそうですが、これらの微妙な用語・ニュアンスを
丁寧に使い分けられている作者様やレビュアさんにとても好感を抱きます。
「同人ゲーの勉強会」と聞いて興味を持っても、動的か静的かで全く違いますので注意が必要です。
動的の主役はPG、静的の主役はシナリオライター、どちらも完成までもっていける腕がなければ詰みます。
興味のない方面の集まりに参加すると、期待していた内容と違うことがあるため苦痛かもしれません。
ただ、技術的な部分でなければ広報など共通するものがあったりしますから、結局は内容によりますね。